動画採用とは?トレンドや構成・成功事例まで徹底解説

- 求人を出しても応募が来ない
- 採用してもすぐにやめてしまう
- 転職サイトの掲載料やエージェントへの手数料が高い
- 求職者へ刺さる動画を作りたい
これらの悩みは、経営者や人事責任者が抱える問題です。
共通するのは、企業の魅力が求職者に伝わっていないことです。
テキストを中心とした求人では、職場の雰囲気や社員の人柄を十分に伝えるにも限界があります。
そこで注目されているのが「動画採用」です。
動画を活用することで、求職者に会社のリアルを届け、応募意欲を高めることができます。
この記事で分かること
- 動画採用と従来の求人採用との違い
- YouTube・Instagram・TikTokの使い分け方
- 採用動画トレンドと成功事例
- 効果が出る採用動画の作り方4ステップ
- 採用動画を制作する際の注意点
- 自社制作と外注の特徴の違い

記事を読むことで、求職者に刺さる動画を制作することが可能です。
採用動画の制作を検討している経営者や人事担当者の方は、ぜひ最後までご覧ください。
採用動画とは?映像が注目される理由と期待できる効果
採用動画を活用する企業が増えてきました。
「採用映像」「採用ムービー」「人材採用動画」と呼称されることがあり、いずれも同じ意味で使われます。
この章では、採用動画の定義から注目される理由、期待できる効果を紹介します。
採用動画と従来の採用方法との違い
動画採用とは、採用活動に動画を活用する手法です。
自社サイトへの会社紹介動画の埋め込みやSNS広告への活用など、映像を使った施策を指します。
従来の採用と動画採用の特徴は以下のとおりです。
| 比較項目 | 従来の採用(テキスト中心) | 動画採用 |
|---|---|---|
| 情報量 | 少ない 文字で読んでもらう必要がある | 多い 映像・音声・テキストを同時に届けられる |
| 雰囲気の伝達 | 難しい。求職者の想像に委ねられる | 職場環境・社員の表情・声を直接伝えられる |
| 求職者への印象 | 均一化し、他社との差別化が困難 | 企業の個性や文化を視覚的に表出できる |
| コスト | エージェントへの手数料や媒体への掲載料が継続的に必要 | 制作に費用が掛かるが、長期活用できる |
| 効果測定 | 数値で効果を把握しづらい | 再生数・視聴完了率・応募数で評価可能 |
従来の求人との最大の違いは、伝えられる情報の質と量です。
動画では職場の雰囲気・社員の表情・業務の流れなどの情報を視覚的・聴覚的に届けることができます。
求職者に職場の雰囲気を理解してもらいやすくなることが強みです。
動画採用が注目される理由
動画採用が注目される背景は、以下の3つです。
①動画プラットフォームの普及
YouTubeやInstagram、TikTokの普及により、動画がより一般的なものになりました。
その影響で、企業の雰囲気を動画で確認して応募する若者が増えています。
②多くの情報を伝達できる
動画を活用することで、テキストでは伝わりにくい「社内の空気感」「社員の人柄」「仕事のやりがい」を短時間で直感的に届けることが可能です。
動画は「職場のリアル」を見せるのに最も適した媒体といえます。
③採用が難しい時代における「選ばれる会社」づくりが必要
優秀な人材の争奪が激化する中、求職者に選ばれるためには企業の魅力を伝えることが必要です。
採用動画をブランディングの手段として多くの企業が活用しています。
採用動画で期待できる効果
採用動画を導入するメリットは次のとおりです。
- 応募数の増加:
動画を掲載することで応募数の向上を見込める - ミスマッチによる早期離職の防止:
職場のリアルを事前に見せることで「入社後のイメージとのギャップ」を減らせる - 企業資産の蓄積:
制作した採用動画は複数の場面で活用できる資産になる - 採用コストの削減:
エージェントや求人媒体へ支払う費用を削減可能
株式会社マイナビの調査によると、調査対象企業の約4割がミスマッチによる早期離職を経験しています。
社員の離職は、求人活動や入社後の教育などが無駄になってしまいます。
採用活動をしている企業としてはミスマッチの防止が喫緊の課題です。
ポイント
ミスマッチの多くは、「求職者が入社前に持っていたイメージ」と「実際の職場」のギャップから生まれます。
採用動画を活用すれば、実際に働く社員の表情や職場環境を映像で見せることが可能です。
求職者は応募前に「自分がこの職場で働くイメージ」を持てるため、入社後に「思っていたのと違う」と感じることが少なくなります。
採用動画を制作する前に知っておくべき注意点
採用動画は効果的な施策ですが、導入前に留意すべきことがあります。
注意点を知らずにただ制作するだけでは、費用対効果の悪い施策となりかねません。
この章では、制作前に理解すべき3点とその対策を紹介します。
制作に費用と時間がかかる
採用動画の制作には、リソース(費用と時間)が必要です。
外注の場合、制作費用は数十万〜百万円以上になります。
加えて、企画や撮影、編集を含めると、2ヶ月程度かかることも珍しくありません。
自社制作することで外注費用を抑えることができますが、担当者の確保と機材の準備が必要です。
対策
制作前に「この動画で何を達成したいか」を明確にすることで、無駄な修正や方向性のブレを防ぎ、コストを抑えましょう。
効果が出るまでに時間がかかる
採用動画を公開して、すぐに応募が増えるわけではありません。
求職者に動画を見てもらい、応募されるまでには、一定の時間がかかるためです。
公開直後は再生数が伸びないケースも多く「作ったのに反応がない」と感じて運用をやめてしまう企業も少なくありません。
対策
公開後は最低でも3ヶ月間はデータを蓄積し、再生数・視聴完了率・応募数の変化を継続的に観察しましょう。
動画で採用活動を実施するためには、中長期的に成果を目指していく忍耐力が必要です。
定期的に更新が必要
一度制作した採用動画は、時間の経過とともに更新が必要になります。
時世によって、求職者の求めるものが変わるためです。
また出演した社員の退職や組織体制の変更、掲載した数値の変化など、動画と実態にズレが生じることもあります。
古い情報のままにしておくと、求職者に誤ったイメージを与えミスマッチの原因になりかねません。
対策
制作時から「更新しやすい構成」を意識しておくことが重要です。特定の社員に依存しない動画設計や、場面ごとに差し替えやすい構成にしておくと、更新コストを抑えられます。

3つのデメリットは、適切な準備と運用で解消できます。
目的を明確にして制作し、公開後も改善サイクルを継続することで、費用対効果の高い施策にすることが可能です。
人材採用動画の種類と活用シーン
採用動画といっても、その種類や活用場面はさまざまです。
この章では代表的な3種類と、それぞれの活用シーンを紹介します。
加えて、新卒採用と中途採用の違いについても解説します。

それぞれの特徴を把握することで、目的に適した動画を制作できるようになります。
会社紹介動画(採用ブランディング動画)
会社紹介動画は、企業のビジョンや文化、職場環境、事業内容を伝える動画です。
採用ブランディング動画とも呼ばれ、「どのような会社なのか」「どのような価値観を大切にしているか」を求職者に伝えることを目的としています。
主な活用シーンは、次のとおりです。
- 採用ページへの掲載
- 会社説明会での放映
- YouTubeチャンネルへの公開
1本あたり2分〜5分の尺で制作されることが多いです。
ポイント
会社紹介動画は採用だけでなく、取引先への会社説明や営業資料としても活用できます。
制作した動画を別の用途に活用できる点で費用対効果が高いです。
社員インタビュー動画
社員インタビュー動画は、実際に働く社員のリアルな声を届ける映像です。
次の内容を社員の口から語ることで、求職者が入社後の日常をイメージしやすくなります。
- 入社のきっかけ
- 働いて感じたこと
- どんな人におすすめか
このような質問で、社員の本音を引き出しましょう。
制作のメリットは、採用後のミスマッチ防止です。
「どんな人がどのように働いているか知りたい」という求職者のニーズに応えることができます。
採用ページや会社説明会、YouTubeでの配信など、幅広い場面で活用できます。
仕事紹介動画
仕事紹介動画は、1日の仕事の流れや業務内容を動画で伝えるコンテンツです。
- 実際にどんな仕事をするのか
- どんなスキルが求められるのか
これらを求職者が入社前にイメージできるため、ミスマッチ防止にも効果的です。
営業やエンジニア、デザイナーなど職種ごとに個別の動画を制作することも有効です。
多職種を募集している企業では、それぞれの魅力を動画に込めることもできます。
会社紹介動画が「企業全体の魅力」を伝えるのに対し、仕事紹介動画では「その仕事に就いた自分」をより鮮明にイメージしてもらえます。
新卒採用動画と中途採用動画の違い
新卒採用と中途採用では、求職者が求める情報は大きく違います。
| 比較項目 | 新卒採用動画 | 中途採用動画 |
|---|---|---|
| 求職者が知りたい情報 | 企業文化・育成環境・将来ビジョン | 業務内容・働き方・待遇・スキルの活かし方 |
| 動画の訴求軸 | 感情・共感・仲間との出会い | 具体性・実績・キャリアパス |
| 尺の目安 | 2〜3分(ストーリー性を重視) | 1〜2分(要点を簡潔に伝える) |
| おすすめの形式 | 会社紹介動画・社員の1日密着 | 社員インタビュー・業務紹介動画 |
新卒採用では「この会社で自分はどう成長できるか」という感情的な共感が重要です。
一方、中途採用では「自分のスキルを活かせるか」「具体的な業務と待遇はどうか」が重視されます。
同じ会社でも採用対象によって動画の方向性を変えるのが望ましいです。
この章のまとめ
- 採用動画は「会社紹介」「社員インタビュー」「仕事紹介」の3種が基本
- 新卒と中途では訴求方法が異なる
- 動画の種類ごとの特徴を把握し、ターゲットを明確にすることが重要
YouTube・Instagram・TikTok別の採用動画活用
採用動画をSNSで公開する場合、どの媒体を選択するかを検討する必要があります。
YouTubeやInstagram、TikTokはそれぞれ特性が異なり、視聴者層が異なるためです。
この章では、3つのプラットフォームにおける違いを紹介します。
3つのSNSにおける比較と使い分け
プラットフォームごとにユーザー層や動画の尺が異なります。
3つのSNSにおける特徴は次のとおりです。
| 比較項目 | YouTube | TikTok | |
|---|---|---|---|
| 主なユーザー層 | 全世代 | 10〜30代女性比率高め | 10〜20代中心 |
| 得意なコンテンツ | ショート、ユーザー数が多い | Reels、ビジュアル重視 | 短尺、エンタメ性の高い動画 |
| 拡散力 | Google検索からの流入を期待できる | リールで拡散できる | フォロワー以外にも拡散可能 |
| 採用での活用例 | 会社紹介・インタビュー | 職場の雰囲気・採用情報 | 職場のリアル・あるある動画 |
| SEO効果 | 高い | 低い | 低い |
- ターゲットが20代前半であればTikTok
- 女性に対して視覚的な訴求をしたいのならInstagram
- 30~40代の中途採用者を求めるならYouTube
というように媒体を使い分けることが重要です。

1本の動画を複数SNSに転用することも可能ですが、プラットフォームごとに適したフォーマット(縦型や横型、比率など)に合わせて公開することをおすすめします。
SNSにおける採用動画広告
YouTubeやInstagram、TikTokでは、広告費を支払うことで動画の露出を増やすことが可能です。
通常の投稿と広告配信を組み合わせて運用することで、採用動画を多くの求職者に届けることができます。
広告として採用動画を配信する際には「どのような人に見てもらいたいか」を検討することが必要です。
広告配信時のターゲティング例は次のとおりです。
- 年齢や地域:採用ターゲットの年齢帯と地域を絞る
- 興味関心:「転職・就職」「キャリアアップ」「特定の職種・業界」に関心のあるユーザーに配信
採用繁忙期(新卒は12〜2月の採用選考時期、中途は3月・9月の転職活動ピーク)に合せて広告配信することも効果的です。
この章まとめ
- YouTube・Instagram・TikTokはユーザー層と得意コンテンツが異なる
- 採用ターゲットの年齢・属性に合わせて優先する媒体を決める
- 広告配信を組み合わせることでより多くの求職者に動画を届けることが可能
【2026年最新】採用動画のトレンド

プラットフォームの発展により、採用のトレンドは急速に変化しています。
この章では、採用動画のトレンドを紹介します。
最新のトレンドに沿った動画を制作することで求職者の応募を勝ち取ることが可能です。
1分以内の縦型ショート動画
TikTokやInstagram Reelsの普及により、「1分以内の縦型ショート動画」が採用動画に用いられています。
短い尺の中でいかに「この企業、いいかも!」と感じさせるかが、成功の鍵です。
ポイント
採用のショート動画は「スマホで縦に見る」前提で企画・撮影・編集しましょう。
「かっこいい」「面白い」採用動画で差別化する企業の増加
「かっこいい演出」と「面白い企画」で差別化を図る企業が増加しています。
ありきたりな採用動画で競合他社に埋もれることを防止するためです。
それぞれの特徴は次のとおりです。
かっこいい系
映画のような映像や音楽、ナレーションを使い、企業のビジョンや世界観を表現するスタイルです。
製造業・建設業・ものづくり企業など、現場の迫力や技術力を視覚的に見せたい業種に向いています。
面白い系
職場のあるある・社員の素の姿・ユニークな社風をコメディタッチで描くスタイルです。
親しみやすさや風通しの良さを伝えたいIT企業・サービス業・スタートアップなどで採用されることが多くなっています。
ただし、面白い採用動画には注意点があります。
注意
ユーモアのある動画を企画する際は、企業ブランドとの整合性を確認しましょう。
業種によっては、求職者を誤解させ逆効果になるリスクがあります。
企業がYouTubeチャンネルを採用に活用
YouTubeチャンネルを開設し、複数の動画をシリーズとして公開する企業が増えています。
単発の会社紹介動画ではなく、「社員の1日密着」「仕事のやりがい」「オフィスツアー」など複数テーマをシリーズ化することで、求職者が情報を得やすい環境を作るためです。
YouTubeはGoogleの検索エンジンと連携しているため、「○○(企業名) + 採用」「仕事内容 + やりがい」などのキーワードで動画が検索上位に表示される可能性があります。
多くの動画を制作するほどGoogleからの評価が高まり、企業の資産として積み上げていける点が最大のメリットです。
この章のまとめ
- 採用動画トレンドは「1分以内の縦型ショート動画」
- 「かっこいい」「面白い」の差別化戦略は企業ブランドとの整合性を確認
- YouTubeチャンネルでシリーズ化することで長期的には資産になる
参考にしたい採用動画の成功事例9選
「実際にどんな動画が効果を出しているのか知りたい」という声は多くあります。
この章では、YouTubeやInstagram、TikTokのそれぞれで成果を上げている採用動画を紹介します。
株式会社リサイト様
仕事風景を織り交ぜたインタビュー形式の採用動画です。
視聴した求職者が実際に応募・入社し、現在も同社で活躍中という実績があります。
株式会社クリコン様
株式会社クリコン様の社屋ツアー動画です。
社内の様子や仕事風景を通じて、企業への理解が深まるよう撮影しました。
制作した動画は社内外で大きな反響を呼び、採用活動においては、問い合わせ件数の増加や初めてのインターンシップ応募という成果につながっています。
動画によって社内の雰囲気や人柄が自然に伝わり「イメージがつかみやすい」「会社の姿が分かりやすい」という評価が得られています。
なお、株式会社クリコン様はYouTubeでクリコンチャンネルを運営しており、MOGROWがSNS運用代行を担当しています。
株式会社まごころ様
会社説明会用のリクルートムービーです。
代表取締役の想いを軸に据えた構成で制作しています。
「要望以上の仕上がりで動画制作の枠を超えて携わって頂けた事がとても有り難い」との評価をいただきました。
映像を公開することで、社員定着に繋がっています。
社会福祉法人 白百合会様
映像で魅せ、BGMが映像を引き立てる構成の採用動画です。
動画を制作し「とても綺麗で上質な映像に仕上げていただき、事前に思い描いていたイメージそのままの世界観を表現していただけたと感じております。
細部まで丁寧に作り込まれており、完成映像を拝見した際はとても感動した」と評価いただきました。
動画の活用により、応募数の増加という採用面での成果にもつながっています。
株式会社アイニョ様
社長やスタッフの想いを映したリクルートムービーです。
新入スタッフに社風や理念を伝えるために活用し、早期退職などのミスマッチを減らしています。
動画の仕上がりも好評で「大満足」との評価をいただきました。
株式会社ecco fluer様
実際の仕事風景を映し出すことで、働く姿をイメージしやすい採用ムービーに仕上げました。
SNS運用にも活用いただき、求職者へ社内の雰囲気や空気感を継続的に発信しています。
ムービー公開後は応募数の増加という成果にもつながっています。
株式会社TANIGAWA様
穴あけ加工にフォーカスした動画です。
肉声ではなく字幕で説明を加えることで、技術がより伝わりやすい構成にしています。
機能的価値に加えて、情緒的価値の伝わる動画に仕上げました。
八日市ガス株式会社様
BGMとメッセージの相乗効果を意識して設計したInstagramのReels動画です。
1年半にわたるInstagram運用を継続した結果、求職者からの問い合わせが毎月届くようになりました。
取引先や同業からの認知拡大にもつながっています。
株式会社クリスタル様
思わず見たくなる「気になることを聞いてみた」という設計で制作し、TikTokとYouTubeに展開しました。
累計2.4万回再生を達成し、認知の拡大と採用活動への好影響という二つの成果につながっています。
効果が出る採用動画の作り方4ステップ
採用動画を「なんとなく」で作ると失敗します。
求職者に響かない動画になってしまうためです。
ターゲット設計から構成、撮影、編集まで、戦略的に制作することで求職者からの応募につなげることができます。
この章では、採用動画の作り方を紹介します。
具体的な工程は次のとおりです。
- ターゲット設定
- 構成
- 撮影
- 編集
ステップ①:採用動画のターゲット設計
採用動画の企画では、「誰に・何を・どの媒体で届けるか」を明確にしましょう。
- 誰に(ターゲット):新卒か中途か、エンジニアか営業か、20代か30代か
- 何を(メッセージ):自社の強み・魅力・価値観
- どの媒体で:YouTube・Instagram・TikTok・採用ページ
この3軸が曖昧なまま撮影に入ると「誰にも刺さらない動画」になります。
「20代エンジニアの採用強化のために、InstagramのReelsで投稿する」レベルまで具体化することをおすすめします。
加えて、自社の魅力や文化を言語化しておきましょう。
自社を分析し魅力を伝えることで、求職者の心をつかむことが可能です。
自社の分析には次のような質問が有効です。
- 自社ならではの働き方や文化
- 今活躍している社員の価値観
- 入社後活躍している人とすぐに離職した人の特徴の違い

これらの分析によって、自社に適した求職者を引き寄せる動画の方向性が定まります。
ステップ②:採用動画の構成(1分版と3分版)
媒体と目的によって、採用動画の適切な尺と構成は異なります。
| 動画の尺 | 媒体や場面 | 基本構成 |
|---|---|---|
| 1分版 | TikTok・Instagram Reels | フック→共感→提示→応募誘導 |
| 3分版 | YouTube・採用サイト・会社説明会 | 課題提示→企業紹介→社員の声→応募誘導 |
1分版の構成例(TikTok・Instagram Reels)
- 0〜5秒:視聴者を引き込む「フック」
- 5〜20秒:「自分のための動画」と思わせる共感
- 20〜50秒:仕事の魅力・職場環境・社員の声を端的に伝える
- 50〜60秒:応募への誘導
3分版の構成例(YouTube・採用サイト)
- 0〜20秒:採用課題や求職者の悩みを提示
- 20〜80秒:会社のビジョン・事業内容・職場環境の紹介
- 80〜150秒:社員へのインタビュー
- 150〜180秒:応募への誘導と問い合わせ先の案内
ステップ③:採用動画の撮影
採用動画の撮影で意識すべきは、「作り込みすぎないこと」です。
洗練されすぎた映像は、求職者に「本当の職場と違うかも…」という不信感を与え、逆効果になります。
会社のリアルな雰囲気を伝えるためのコツは以下の3つです。
ここでは、インタビュー動画を例に説明します。
コツ①:完璧な台本ではなく質問リストを渡す
セリフを暗記させると話し方が単調になり、感情に響きにくいです。
「入社前に不安だったことは?」「やりがいに感じたことは?」など、答えが決まっていない質問を事前に渡し、自分の言葉で話してもらいましょう。
コツ②:Bロールを撮影する
Bロールとは、メイン映像(Aロール)を補足・演出するために挿入される映像です。
単調なインタビュー動画にハリを与えてくれます。
実際の業務シーンや社員が働く様子を別途撮影しておくと、編集時に映像にメリハリが生まれます。
コツ③:複数テイク撮っておく
本番一発ではなく、同じシーンを2〜3回撮影しておくと良いです。
編集で最も自然に見える映像を使うために、映像素材を多めにしておきましょう。
撮影時のチェックポイントは次のとおりです。
- 照明:窓を背にせず、顔に自然光が当たる角度で撮影する
- 音声:エアコンや雑音が入らない静かな環境を確保する
- 背景:オフィスの実際の雰囲気が伝わる自然な背景を選ぶ
注意点
自社制作の場合、「音声」に注意が必要です。
視聴者は映像の粗さよりも音声の聞き取りにくさに敏感で離脱の原因となります。
外付けマイクを使用するか、アフレコ(後から声を録音する)の処理をしましょう。
ステップ④:採用動画の編集
撮影した素材をそのままつなぐだけでは、採用動画として使えません。
編集の役割は「見やすくする」ことだけでなく、求職者を引き込み応募意欲を高めることです。
編集する際には以下の3点に留意してください。
①最初の5秒で引き込む
視聴者の大半は、冒頭5秒で視聴を続けるかどうかを判断します。
「いいかも!」と思わせるフックを入れたり、印象的なシーンを冒頭に配置したりして「続きを見てみたい」と思わせる構成にしましょう。
②テンポと字幕を徹底する
無音部分や間延びしたシーンは積極的にカットしましょう。
また、スマートフォンでの視聴を想定し、字幕を入れる配慮も必要です。
③「何を感じてほしいか」を明確にする
「かっこいい動画」「面白い動画」という抽象的なゴールでは、編集の方向性が定まりません。
「この動画を見た後、求職者に何を感じてほしいか」を一言で言語化してから編集に臨みましょう。

見栄えをよくするのもよいですが、離脱されない動画に設計することが重要です。
最初の5秒・テンポ・字幕を押さえれば、高度な映像技術がなくても応募につながる動画は作れます。
この章のまとめ
- 「誰に、何を、どの媒体で」を最初に固める
- 動画の尺に応じて構成を作成する
- 撮影時には「作り込み過ぎないこと」を意識する
- 編集では最初にインパクトを与える映像を配置する
採用動画を制作・運用する際の注意点
採用動画は、作るだけでは採用成果につながりません。
内容や方向性、公開後の運用を誤ると、費用をかけても応募者が集まらないことが少なくないからです。
この章では、制作前に必ず押さえておくべき3つの注意点を解説します。
動画のトーンと企業イメージを合わせる
採用動画の演出スタイルは、必ず企業のブランドイメージと一致させてください。
企業の雰囲気とかけ離れた動画は、求職者に違和感を与え、採用ブランドを傷つける原因になるためです。
たとえば、フォーマル印象を持たれる法律事務所がコメディ寄りの採用動画を制作した場合、求職者は「実際の職場もこんな感じなの?」と混乱してしまいます。

制作前に、どのような方向性で採用動画を制作するかを社内ですり合わせましょう。
言語化しておくことで、企業イメージの毀損を防げます。
求職者が「知りたい情報」を優先する
採用動画では、「企業が伝えたいこと」ではなく「求職者が知りたいこと」を軸に構成しましょう。
よくある失敗は、事業内容や実績など、一方的に企業のアピールをすることです。
求職者が求めているのは、「職場の人間関係はどうか」「残業はどのくらいあるか」「スキルアップの機会はあるか」というリアルな情報です。
まず求職者の不安・疑問を洗い出し、その答えが動画の中に自然に含まれるよう構成を組みましょう。
公開後の効果測定と改善を怠らない
採用動画は、公開後も定期的に数値を確認し、改善サイクルを回し続けることが重要です。
「作って公開したら終わり」では、応募につながりません。
再生数が伸びていても応募が少ない場合、動画のどこかに問題があります。
次のようにデータを解析しましょう。
- 冒頭で離脱されているのか
- 視聴完了率が低いのか
- 最後まで視聴されているものの応募に至っていないのか
ポイント
データを解析することで、冒頭を見直す、動画の構成を見直す、応募喚起の表現を変えるなど具体的な改善につなげることができます。
採用動画の自社制作と外注はどちらが正解?
採用動画の制作を「自社で内製するか」「外注するか」は、多くの企業が悩んでいます。
結論からいえば、採用ブランディングを本気で強化したいなら、外注することをおすすめします。
この章では、自社制作と外注の違いを紹介したうえで、外注費用を抑えるポイント、MOGROWのサービス内容を解説します。
自社制作と外注の違い
自社制作と外注の違いは次のとおりです。
| 比較項目 | 自社制作 | 外注(制作会社) |
|---|---|---|
| 費用 | 低い(機材・ソフト代のみ) | 数十万〜数百万円 |
| 映像クオリティ | 担当者のスキルに依存 | 高品質 |
| 制作にかかる工数 | 社内のリソース確保が必要 | 制作会社に任せられる |
| 戦略設計 | 自社で考える必要がある | ターゲット・構成・媒体選定も提案してもらえる |
| SNS運用 | 自社で運用 | 運用、内製支援を依頼できる |
自社制作は費用を抑えられる一方、担当者の負担が大きく、クオリティの維持が難しいことが課題です。
外注には費用がかかりますが、採用戦略の設計から映像制作・SNS運用まで一括して任せることができます。
これにより、担当者の確保や必要な工数を大幅に削減できます。
採用動画の費用相場と予算を抑えるコツ
採用動画の制作費用の相場は25万円〜150万円です。
予算を抑えるコツは次のとおりです。
- 社内で出演者を確保する
- 自社内で撮影する
- 撮影日数を短くする
- 著作権フリーのBGMを活用する
- 相見積もりする
動画制作の費用や見積もり、制作費用を抑えるコツはこちらの記事をご覧ください。
動画制作の見積もり項目と費用を抑える方法を徹底解説
MOGROWの提供できる価値
外注先を選ぶなら、採用ブランディングの全体設計から動画制作・SNS運用まで一貫して任せられるパートナーを選ぶことが重要です。
MOGROWは、これらを一括サポートすることを強みとしています。
MOGROWが提供できる価値は次のとおりです。
- 企画・構成を含め求職者に刺さる採用動画の提案
- YouTube・Instagram・TikTokへの最適化による視聴者満足度向上
- SNS・広告配信の運用代行による人的コストの削減
- SNS運用の内製化支援による社員教育
- 公開後の効果測定とPDCA(改善サイクル)のサポート
「採用動画を作りたいけれど、何から始めればいいかわからない」という企業様にご相談いただいています。
採用課題を深掘りし、最適な戦略をご提案可能です。
\動画制作×SNS運用で、採用を加速/
採用動画に関するよくある質問
はじめての採用動画制作では、わからないことが多くあると思います。
この章では、MOGROWへのよくある質問を紹介します。
- Q
採用動画の制作費用の目安はどのくらいですか?
- A
動画の種類や尺によって異なりますが、25万円〜150万円が一般的な目安です。1回の撮影で複数本制作するなどの工夫で単価を抑えることも可能です。
- Q
採用動画の長さは何分が適切ですか?
- A
公開する媒体によって異なります。TikTokやInstagram Reelsでは60秒以内の縦型動画が効果的です。YouTubeや採用ページでは3分〜5分の動画が求職者に情報を届けやすく飽きにくい尺とされています。
- Q
どのSNSに投稿するのが効果的ですか?
- A
採用ターゲットの年齢層によって最適な媒体は異なります。10代〜20代前半を採用したい場合はInstagramやTikTok、幅広い層から採用したい場合はYouTubeがよいです。業種によっても選択すべきプラットフォームが異なります。
- Q
中小企業でも動画採用の効果はありますか?
- A
あります。むしろ中小企業こそ、動画採用を活用すべきです。資本力やブランドでは大企業と戦いにくいですが、経営者の想いが色濃く反映される中小企業ならではの魅力をアピールできます。
- Q
動画採用を始めるための最初のステップは何ですか?
- A
まず採用ターゲットを明確にすることです。ターゲットを決めることで、動画に込めるべきメッセージを決めることができます。
採用動画に関するまとめ
この記事では、採用動画に関する以下のことを詳しく解説しました。
この記事で紹介したこと
- 動画採用と従来の求人採用との違い
- YouTube・Instagram・TikTokの使い分け方
- 採用動画トレンドと成功事例
- 効果が出る採用動画の作り方4ステップ
- 採用動画を制作する際の注意点
- 自社制作と外注の特徴の違い
採用動画は「一度作れば終わり」ではなく、運用を重ねるほど企業の資産として積み上がっていきます。
「求職者に刺さる動画を制作する自信がない…」
「SNSでの運用方法が分からない…」
という方は、ぜひMOGROWにご相談ください。
弊社は「感動価値お届け業を通して、お客様の要望に応え、歓びを創造する」ことを経営理念に掲げています。
採用動画の制作からSNS運用や内製化支援まで一貫して対応可能です。
目に見えない経営者様の想いや企業の価値に寄り添い、求職者の心が動くような動画をお届けします。
貴社の抱える課題から、最適な採用動画戦略をご提案します。
\採用動画のご制作はこちら/