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ブランディング動画の作り方|経営者の想い・ビジョンを伝える5つのステップ

「ブランディング動画は完成したのに、どこにでもあるような動画になってしまった」
―そんな声を、中小企業の経営者様からお聞きする機会が増えています。

原因は「自社の魅力を、誰に伝えたいのか」が定まっていないことです。
ここが決まらないまま動画を制作しても、数十万円から数百万円の制作費が無駄になってしまいます。
しかし、撮影前の準備をすることで、失敗を避けることができます。

本記事では、動画制作からSNS運用まで一括支援するMOGROWが次のことを解説します。

この記事で分かること

  • ブランディング動画の作り方の全体像
  • ブランディングのための5つのステップ
  • 制作費用と依頼先の判断軸

ブランディング動画の作り方の全体像

なぜ中小企業にとって”らしさ”が武器になるのかは、【経営者必読】中小企業のブランディング動画|”らしさ”で信頼を積み上げる映像戦略でお伝えしています。
本記事はその続きとして、”らしさ”を映像にするまでのHow toを解説します。

5つのステップの全体像

ブランディング動画制作の流れは次の5ステップです。

ステップやること
1.想い・ビジョンの言語化自社の”らしさ”を言語化する
2.届ける相手と印象を決める“らしさ”を「誰にどのような印象を届けるか」を決定する
3.型を選び構成する型を選び、誰が出て何を語るかを決める
4.撮影する経営者(社員)が出演する
5.発信を続ける使う場面を決めて制作し、継続して発信する

動画の出来はステップ1と2で決まる

ステップ1と2が定まらないまま撮影に進むと、どれだけ映像の完成度を高めても、どこかで見たような動画に仕上がります。

撮影や編集は外部に任せられますが、何を伝えるかという中身—自社の”らしさ”—だけは、経営者様が決められる領域だからです。

ただし、制作会社との壁打ちや伴走をしてもらうことはできます。
実際には、経営者様が事業への問いに答え、出てきた言葉を制作会社と一緒に絞り込んでいく形です。

ステップ1|自社の想い・ビジョンを言語化する

ブランディングの土台となる”らしさ”を、言葉として取り出す工程です。
本記事では、地域密着のリフォーム会社(従業員30名)を想定した記入例を添えていきます。

問いに答える

自社の”らしさ”は、事業に対する問いへ回答することで言語化できます。問いの例は次のとおりです。

問いの例回答の例
なぜこの事業を続けているのかリフォームは、顧客ご自身では工事の要否を判断しにくい。だからこそ、正直に伝えられることが会社の価値になると思っているから
社員に一番喜んでほしい瞬間はいつか担当した社員が、顧客から名前で指名されて次の相談を受けたとき
10年後、会社がどうなっていたら成功と言えるか新規の飛び込みより、以前の顧客からの紹介が仕事の入口になっている

角度の異なる問いに回答することで、共通する軸が浮かび上がります。
記入例では、3つの回答すべてに「正直に伝える」という姿勢が通っています。
この共通点こそが、自社の”らしさ”の芯にあたる部分です。

パートナーと壁打ちする

共通点が見えたら、「うちは、〇〇な会社」と言い切れるところまで絞ります。
ただし、〇〇が同業他社にも当てはまるようであれば、まだ”らしさ”とは言えません。

たとえば「誠実な会社」は、競合にも共通する言葉です。
「必要な工事と、そうでない工事を分けて伝える会社」まで下ろすと、自社だけの表現になります。

ここで活躍するのが制作パートナーです。
制作会社は何十社もの言語化に立ち会っているため、自社にとって当たり前すぎて価値を感じていないことを、魅力として拾い上げてくれます。
自社だけでは見つけられない魅力を掘り起こすことこそ、制作会社に頼む価値です。

言語化された”らしさ”が、どう動画に表れるのか、実際の事例をご覧ください。
株式会社王宮様の動画では、事業の紹介を通して「なぜやるのか」という社長の想いを動画に込めています。

ステップ2|誰に、どのような印象を届けたいかを決める

この章では、言語化した”らしさ”を、誰に、どのような印象を届けるかを決める工程を解説します。

届けたい相手を絞る

まず、動画を届けたい相手を決めます。
候補は次の3つです。

届けたい相手響く”らしさ”
取引先仕事への姿勢、判断の基準、つくり方へのこだわり
求職者経営者の想い、働く人の様子、職場の空気
地域地域との関わり方、事業を続ける理由

届ける相手を1つに絞ると、”らしさ”を保ったまま届けることができます。

判断軸は「自社は、誰に選ばれる会社でありたいか」です。
自社が目指す方向をもとに決めましょう。

持ってほしい印象を決める

次は、自社に対して抱いてほしい印象を決めます。
具体的には「〇〇(相手)に、△△な会社だと思われる」の形です。

記入例のリフォーム会社であれば、「リフォームを考えている地域の方に、必要な工事だけを正直に伝えてくれる会社だと思われる」となります。

これが定まると、出演者も撮影場所も編集のトーンも「この印象に近づくか」で選べるようになります。
そして動画を見た方の中にも、同じ印象が残ります。
価格や条件ではなく、その印象を理由に選ばれる。
ブランディング動画が目指すのは、この状態です。

ステップ3|型を選び、構成をつくる

決めた”らしさ”を、どう映像にするかを決める工程です。

5つの型から、1本目に何をつくるかを決める

ブランディング動画には、以下の5つの型があります。

動画の型伝わる”らしさ”
ブランドストーリー創業の経緯や会社の歩み
経営者の想い経営者の信念や判断軸
ミッション・ビジョン・バリュー自社の理念や行動指針
社員・現場のらしさ社員の働き方や現場の環境
顧客の声顧客との関係性

ステップ2で決めた「〇〇に△△な会社だと思われる」の△△を、どのように語れば説得力を持つかが判断材料です。

型に応じて動画を構成する

型が決まると、出演者が定まります。
経営者の想いであれば経営者自身、社員・現場の”らしさ”を表現するのであれば社員、顧客の声であれば取引先やお客様です。

続いて、その出演者に何を語ってもらい、どの場面を映すかを決めます。
ステップ1で書き出した回答のうち、届ける相手に合うものを選び、語りの裏づけになるエピソードを挙げていく形です。

構成案や撮影プランへの落とし込みは、制作パートナーの領域です。
どの語りをどの映像と組み合わせれば”らしさ”が伝わるか、打ち合わせのなかで一緒に詰めていきましょう。

ステップ4|経営者と社員が出て撮影する

言語化した”らしさ”を、映像に落とし込みます。

完璧な台本ではなく方向性を決めておく

撮影の際には台本を制作せずに、方向性だけを決めておくとよいです。
ステップ1の問いは、そのまま撮影用の質問として使えます。

撮影時の工夫は次のとおりです。

撮影時の工夫期待される効果
普段の仕事環境で撮影する身構えずに話せる
ステップ3までに用意した”らしさ”を語る方向性は決まっているため、その場で浮かんだ言葉のまま話せる
上手く話す必要はないことを知っておく多少詰まっても問題なく、むしろ人柄がにじみ出る

これまでのステップを実践すると、経営者様の言葉が、どのように映像へ残るのか。
株式会社TANIGAWA様の動画をご覧ください。

社員が出演するなら目的を共有しておく

社員に出演をお願いするときは、ステップ2で決めた一文を共有しておきましょう。
自社の”らしさ”と、社員が語る内容を一致させるためです。

全員を出す必要もありません。
出演を承諾してくれる社員から始めていけばよいのです。

ステップ5|制作・発信を続ける

動画の活用方法と、発信を続けるための考え方を解説します。
このプロセスもブランディングの重要な工程です。

使う場面を決めてから制作する

制作した動画をどのように利用するかを決めておくと、完成した日から活用できます。
具体的な活用シーンは次のとおりです。

  • 商談の冒頭でタブレットに映す
  • 見積書を送るメールに動画URLを添える
  • 求職者へ面接前に送る

投稿先はYouTube・Instagram・TikTokが中心になります。

1本で終わらせず、型を変えてつくり続ける

ブランディング動画は、継続するほど効果が出てきます。
“らしさ”は、繰り返し触れてもらうことで信頼として積み上がっていくためです。

経営者が想いを語る動画、社員の働く姿、顧客の声。
型を変えて発信を重ねることで、”らしさ”が補強されていきます。

ブランディングは社内に対しても効果的です。
株式会社まごころ様は、10周年の節目に社長自身が「なぜこの事業をやるのか」を言語化されました。
社外の求職者に向けた動画ですが、社員が社長の想いを知る機会にもなり、社員の定着率の向上につながっています。

つまずきやすいパターンは、【中小企業のブランディング】よくある失敗事例5選と回避の判断軸で解説しています。

ブランディング動画の制作費用の目安と依頼先の選び方

この章では、制作費用の目安と依頼先の選び方を解説します。

費用の目安と、抑えるための考え方

制作費は、単発で数十万円から、作り込めば百万円を超えることもあります。
金額を左右するのは、撮影日数・出演者の有無・編集の演出です。
費用を抑えるための考え方は動画制作の見積もり項目と費用を抑える方法を徹底解説をご覧ください。

依頼先を選ぶときの3つの判断軸

依頼先を選ぶときの考え方は次の3つです。

判断軸見極め方
コンセプト設計をしてくれるか“らしさ”の深掘りに時間を割いてくれるか
直接会いに来てくれるか“らしさ”や魅力は現場を見ることで見えてくる。実際に現場を見るために来てくれるか
運用も任せることができるかブランディングの成果は継続が前提。継続前提での提案をしてくれるか

ブランディングには継続的な発信が欠かせません。
自社内だけで完結させようとして、次第に運用が止まってしまうのはよくある失敗です。

なお、外注から内製化することも可能です。
内製化の流れは採用動画の内製化ステップ|外注から自走までのロードマップで解説しています。

ブランディング動画の作り方に関するよくある質問

Q

ブランディングには何から始めればよいですか?

A

撮影の前に、自社の”らしさ”を言葉にするところからです。ステップ1で紹介したような問いに答えることが出発点になります。

Q

“らしさ”がうまく言葉にできません。

A

一人で考え込むより、第三者の目を入れたほうが早く進みます。自社では当たり前でも外から見ると魅力的だった、という場面は珍しくありません。

Q

制作会社に任せると、どこにでもある動画になりませんか?

A

中身にあたる自社の”らしさ”を、経営者様ご自身が言葉にしておくことで防げます。ステップ1と2を経てから相談すれば、他社と同じ仕上がりにはなりません。

Q

経営者が話すのが苦手でも大丈夫ですか?

A

撮った映像のすべてを使うわけではないため、上手に話せなくても問題ありません。むしろ、少し詰まりながら話す方が”らしさ”を表現することが可能です。

Q

1本作れば効果は出ますか?

A

型を変えながらつくり続けることで、”らしさ”が信頼として積み上がっていきます。1本目は、その出発点です。

ブランディング動画の作り方のまとめ

この記事では次のことを解説しました。

この記事で解説したこと

  • ブランディング動画の作り方の全体像
  • ブランディングのための5つのステップ
  • 制作費用と依頼先の判断軸

経営者様が決めるのは「自社の”らしさ”」「届ける相手」「持ってほしい印象」、そして「誰が出て何を語るか」の4つです。
なかでも、「〇〇に△△な会社だと思われたい」が決まれば、出演者も撮影場所も編集のトーンも決めることができます。

とはいえ「進め方は分かったが、自社でうまくやる自信がない」と感じられたのではないでしょうか。
そのような経営者様は、MOGROWへご相談ください。

MOGROWは動画の企画・撮影、発信までを一貫して支援することで「中小企業の経営課題を映像で解決する」ことを目指しています。
貴社の”らしさ”を映像に落とし込み、継続的に発信することが可能です。
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