【2026年11月最新】応募が来ない求人原稿の共通点7つと直し方(経営者向けチェックリスト付き)

「求人サイトに出して1ヶ月、応募がゼロのまま」
「来ても、条件の合わない人ばかり」
このような声を中小企業の経営者様からよく伺います。
求人が見られているのに応募がない場合、原因の一つは求人原稿にあります。
応募が来ない原稿には共通点があり、どれも自社で直せるものです。
この記事では、求人原稿の直し方を解説します。
まずは次の表で、自社の原稿に当てはまる項目がないか確かめてみましょう。
| チェック項目 | デメリット |
| 職種名が社内での呼び方になっている | どんな業務内容か分かりにくく、検索に出てこない |
| 仕事内容が「〇〇全般」と抽象的 | 自分のスキルに合うか判断できず、応募をためらう |
| 給与が「20万〜35万円」の幅だけ | 下限の金額で判断され、相場より低いと思われる |
| 必須の資格と、歓迎資格が混ざっている | 資格がない人が「自分は対象外」と判断し、応募のハードルが上がる |
| 魅力が「アットホーム」「風通しがよい」だけ | 他社と見分けがつかず、会社の良さが伝わらない |
| 写真や動画がなく、文字だけで説明している | 職場や社員の雰囲気、作業の様子が分からず、応募をためらう |
| 「経験・学歴・年齢不問」を並べている | 来てほしい人物像が書かれていないため、自分に合う会社か判断できない |
本記事では、採用課題を解決する社外広報パートナーのMOGROWが次のことを解説します。
- 応募が来ない求人原稿の共通点7つと、それぞれの問題点
- それぞれの共通点の直し方と、改善前後の例文
- 採用版3Cで、自社の強みを求職者の言葉にする方法
- 求人原稿を直している会社で起きていること
応募が来ない求人原稿の共通点:中身の4つ
ここからは、滋賀の道路工事会社の求人原稿を例に、7つの共通点を見ていきます。
例文はすべて架空です。
まずは、原稿の中身に関わる4つを紹介します。
①職種名が社内の呼び方のまま
職種名が社内の呼び方のままだと、求職者はどんな仕事なのかを想像できません。
「現場の調整役」と書かれても、現場監督なのか事務なのか、社外の人には分からないためです。
求職者は「施工管理」「現場監督」など、自分の知っている言葉で求人を探しています。
社内の呼び方のままでは、そうした検索にも出てこなくなります。
職種名は、同じ地域の同業の求人が使っている名前に合わせましょう。
【改善前】現場の調整役
【改善後】道路工事の現場監督(施工管理)
②仕事内容が抽象的で、求職者に伝わらない
仕事内容が「〇〇全般」のように抽象的だと、求職者は実際に何をするのかが分かりません。
何をするか分からない仕事だと、求職者は「自分のスキルや経験に合うか分からないから、やめておこう」と、応募をためらいます。
「やる気のある方」のような言葉は、雇用主と求職者で温度感が異なります。
曖昧な言葉で募集すると入社後のミスマッチにつながるため、使わないほうがよいでしょう。
直すときは、入社初日・3ヶ月後・1年後に何をしているかを具体的に書きましょう。
【改善前】土木作業全般をお任せします。未経験者歓迎。やる気のある方をお待ちしています。
【改善後】道路工事の現場で、交通誘導と資材運びからスタート。入社3ヶ月は先輩と2人1組で、重機には乗りません。1年後に小型重機の資格取得(費用会社負担)を目指します。
③給与が幅表記だけで、決まり方が書かれていない
給与が幅だけで書かれていると、求職者は下限の金額で判断します。
「経験・能力による」とあっても、自分がいくらもらえるのかは分からないためです。
直すときは、スタートの金額と社員のモデルを書き添えます。
「自分の場合はいくらになるか」が分かるようにするためです。
【改善前】月給20万円〜35万円(経験・能力による)
【改善後】月給22万円スタート(未経験・25歳の場合)。2年目のA社員は月給26万円+資格手当1.5万円。モデル年収:入社3年で380万円。
④必須条件と歓迎条件が混ざっている
必須の条件と歓迎条件が混ざっていると、求職者は自分を対象外だと判断します。
すべての条件を満たしていないと応募できないと考えてしまうためです。
直すときは、入社時の必須条件と歓迎条件を分けましょう。
会社負担で取れる資格は「歓迎」ではなく、「入社後に取得可」と書きましょう。
【改善前】普通免許・重機経験者優遇・各種資格保持者歓迎
【改善後】必須:普通自動車免許(AT限定可)。小型重機の資格は、入社後に会社負担で取得できます。
応募が来ない求人原稿の共通点:見せ方の3つ
次は、原稿の見せ方に関わる3つです。
⑤会社の魅力が「アットホーム」などの定型語だけ
「アットホーム」「風通しがよい」といった定型語だけでは、会社の魅力が伝わりません。
どの会社の求人にも書いてあり、求職者が会社を比べる手がかりにならないためです。
魅力を見つけるには、入社3年以内の若手社員に「この会社のよいところ」と「入る前に知りたかったこと」を聞くとよいでしょう。
若手は求職者に近い立場なので、求職者に届きやすい情報を原稿に載せられます。
結果として、求職者が応募しやすい原稿になります。
原稿には「アットホーム」と書く代わりに、休憩時間の様子や質問のしやすさなど、実際の場面と新人の声を書きましょう。
【改善前】風通しのよい、アットホームな職場です。
【改善後】休憩時間は現場のテントで、先輩社員と一緒に弁当を食べながら雑談する職場です。入社1年目の社員は「分からないことをその場で先輩に聞けるのが助かった」と話しています。
⑥写真や動画がなく、職場の様子がイメージできない
文字だけの求人原稿では、求職者は職場の雰囲気や環境をイメージできません。
求職者は写真や動画で、どんな職場で、どんな人が働いているかを確かめようとします。
求人原稿に社員が働いている様子の写真や動画を載せると、職場の雰囲気が伝わり、応募のハードルを下げられます。
【改善前】写真なし(または社員の集合写真1枚)
【改善後】交通誘導をする新人と、隣で教える先輩の写真/休憩テントで話す社員の写真
⑦来てほしい人物像が書かれていない
来てほしい人物像が書かれていないと、求職者は自分が求められているかを判断できません。
「経験不問・学歴不問・年齢不問」のような一般的な条件を並べるだけでは、「入ってみよう」と思うきっかけになりにくいためです。
直すときは、どんな人に来てほしいかを決め、その人が「自分のことだ」と分かる情報を書くことが重要です。
来てほしい人に向けて書くことで、会社が求める人から応募が来やすくなります。
【改善前】アットホームな職場です!若手からベテランまで活躍中!経験不問・学歴不問・年齢不問!
【改善後】前職は飲食・運送など異業種出身が半数。「体を動かす仕事で、夕方には家に帰りたい」人に合う職場です(残業月平均8時間・17:30退社が基本)。
7つに共通するのは、求職者の視点が抜けていることです。
次の章で、その原因を整理します。
採用版3Cで求人原稿を見直す:応募が来ない原因は「求職者視点の欠如」

求職者の視点が抜けた求人原稿で起こること:「応募がこない」「合わない人からの応募」
求職者の視点が抜けた原稿は、応募が来ないか、合わない人から応募が来るかのどちらかになります。
経営者様は自社のことをよく知っているので、外から見れば魅力的なことも「当たり前」として原稿に書きません。
MOGROWが求人原稿の改善でヒアリングした会社でも、原稿の内容と社長が話す自社の魅力は、ほとんど重なっていませんでした。
「いい人が来ない」という悩みも、原因は同じです。
自社に合う人が「自分のことだ」と分からないため、合う人からの応募が来づらくなってしまいます。
採用版3C:自社の強みを求職者の言葉に直す3つの視点
求職者・競合・自社の3つの視点で見直すと、原稿に書く内容が集まります。
これは、採用の場面で使う「3C分析」と呼ばれる考え方です。
MOGROWではこれを「採用版3C」と呼び、求人原稿を作るときのヒアリングの最初に使っています。
それぞれの視点で確かめる項目は、次のとおりです。
| 視点 | 確かめる項目 |
| 求職者 | どんな人に来てほしいか(年齢層・前職・経験の有無)/その人が仕事選びで不安に思うこと(体力・資格・残業など)/最近入社して定着した社員が、入社を決めた理由 |
| 競合 | 同じ地域・同じ職種の求人を3〜5本並べたとき、自社にしか書けないこと/他社が書いているのに、自社の原稿に抜けていること/給与・休日などの条件が、地域の相場から大きく外れていないか |
| 自社 | 給与・休日・資格取得の支援など、求職者に伝えられる条件/社員が「入ってよかった」と話す具体的な場面(教え方・休憩時間・職場の人間関係など) |
集めた答えは、職種名・仕事内容・魅力・来てほしい人物像の欄に、そのまま書き込めます。
応募が来ない求人原稿を直している会社で起きていること:支援先のヒアリングで見えた5つの課題
MOGROWが製造業や造園業などの会社の求人原稿改善を支援する中で、ヒアリングの段階で共通して見えてきたことを紹介します。
| ヒアリングで分かったこと | 原稿での直し方 |
| 社長が話す魅力が、原稿に載っていなかった | 自社の魅力を言葉にして、原稿に書き足す |
| 掲載している情報が少なく、働く姿が想像できなかった | 1日の流れと、入社後3ヶ月の仕事を書き足す |
| 職種名が社内の呼び方だった | 求職者が検索する名前に変える |
| 写真が集合写真だけだった | 働く場面や仕事の様子が分かる写真を載せる |
| 給与・休日は悪くないのに、原稿の中で埋もれていた | 条件を原稿の前半に出す |
採用版3Cで整理する中で、原稿以外に課題が見つかった会社もあります。
たとえば、給料が同じ地域の求人より低く、原稿を直すだけでは応募が集まりにくい状況でした。
また、応募の一部が人材紹介会社を通したもので、会社が気づかないうちに成果報酬が発生していた例もありました。
成果報酬は、1人あたり70万〜100万円でした。
応募が来ない求人原稿の直し方に関するよくある質問
- Q
募集しても人が来ない会社の共通点は何ですか?
- A
求人原稿から、求職者の視点が抜けていることです。まずは、この記事で紹介した7つの共通点に当てはまる項目がないか見直してみるとよいでしょう。
- Q
いい人が来ない・条件の合わない人ばかり来るのはなぜですか?
- A
どんな人に来てほしいかが、原稿に書かれていないことが原因と考えられます。来てほしい人を決め、その人が自分に合うかを判断できる情報を書くと、求める人物像に近い求職者が応募しやすくなります。
- Q
未経験の人にも来てほしい場合は、どう書けばよいですか?
- A
未経験から入社した社員が活躍している様子や、入社3ヶ月後に何をしているかを書くと伝わります。入社後の姿を想像できれば、未経験の人も応募のハードルが下がります。
- Q
原稿を直すときに、やってはいけないことはありますか?
- A
実態より良く見せる書き方と、法律で認められていない書き方は避けましょう。誇大な表現は、入社後に「思っていたのと違う」というミスマッチを生み、早期の離職につながります。募集時に守るべきルールは、厚生労働省のページをご確認ください。
令和6年4月より、募集時等に明示すべき事項が追加されます
- Q
求人原稿を直しても応募が来ないときは、どうすればよいですか?
- A
まずは求人サイトの管理画面で、求人が表示された回数とクリックされた回数を確認しましょう。数字を見れば、どこで止まっているかが分かり、次に打つ手が見えてきます。
まとめ:応募が来ない求人原稿は、採用版3Cと7つの共通点から直す
この記事では次のことを紹介しました。
- 応募が来ない原稿の共通点7選
- 7つの共通点は、求職者の視点が抜けていること
- 採用版3C分析で、原稿に書く内容を集める
原稿を直したら、次はどの求人媒体に載せるかを決めます。
ただし、求人は掲載して終わりではありません。
自社に合った求人媒体を選び、応募数などの数字を見ながら改善を続けることが大切です。
そうすることで、自社に合う求職者から応募が集まりやすくなります。
MOGROWは、採用課題を解決する社外広報パートナーです。
採用版3Cで御社の強みを言語化し、求人原稿の作成から媒体の選定・運用まで伴走しています。
原稿に載せる写真や動画の撮影も、映像制作を手がけてきたMOGROWにご相談ください。
選考や面接は御社で行い、MOGROWは求職者に会社の魅力を伝える部分を担います。
求人の仕組みづくりから始める場合、月額10万円〜・成功報酬なしでお引き受けしています。
まずは無料相談で、今の求人原稿を見せてください。
御社の採用課題をお聞きして、最適な入り方をご提案します。
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